お施主さまはとても健康意識の高い方です。本物の素材にこだわることで、居心地よく、空気の良い環境に。無垢の木をふんだんに使い、壁は漆喰と火山灰の左官材の二つを使い分けました。壁には徳島の藍染和紙、襖には埼玉県小川町の柿渋和紙、沖縄の月桃と言う植物を漉き込んだ月桃紙を使用。玄関とテラス部分には60センチ角の玄昌石を貼っています。和室の造作材には花梨の床柱、山花梨の落とし掛け。杉材と手板金のステンレスで作った造作キッチンは、料理が趣味で会社の社員さんたちに振舞うのが大好きなお施主様と何度も打ち合わせ、乾物をしまうところ、大量の鍋を収納するところなど、使い勝手よく作りました。一年中心地よい温度環境となるように、パッシブエアコンというシステムを採用しました。子供世帯の家族が集まる楽しい家になりました。